子どもが行きたい家族旅行、「海外」は13ポイント減の30%、SNS利用は「気をつかう」が5割超に ―博報堂

博報堂生活総合研究所はこのほど、小学4年生から中学2年生までの子供を対象とするアンケート調査結果を発表した。10年ごとにほぼ同じ質問を問うもの。それによると家族旅行で行きたい場所は「国内」が60.0%で過去最高に。20年前の1997年と比較すると18.7ポイント増加した。一方「外国」に行きたいとの回答は過去最低の30.5%。20年前と比較して13.7ポイント減少した。

子どもが考える「家族旅行で行きたい場所」の推移は以下のとおり。

博報堂生活総合研究所:報道資料より

また、世界全体と日本のどちらを第一に考えるべきかという質問では、「日本のことを考えるべき」が54.0%、「外国のことを考えるべき」が45.9%。今回はじめて結果が逆転したという。

一番欲しいものは「自分専用のスマートフォン」(44.9%)が最多。続いて、自分専用のテレビ(28.9%)、自分専用のパソコン(26.3%)と続いた。情報の信頼性については、10年前の2007年には4割だった「インターネットの話は本当のことが多い」との回答が2017年には3割弱(29.0%)に減少。その一方で「テレビの話は本当のことが多い」との回答は7割(71.3%)を占め、過去最高になった。

博報堂生活総合研究所:報道資料より

なお、今年初めてSNSとの付き合い方について質問したところ、「SNSを使うのは楽しい」(37.9%)が4割を占める反面、「SNSで知り合った人に会うのはこわいと思う」が62.5%。「SNSを使うときは気をつかう」が53.4%に。子供が慎重にSNSを利用している様子を垣間見る結果となった。

本調査は2017年2月15日から3月21日まで実施したもの。調査対象は首都圏の小学4年生から中学2年生まで800名。

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