フィンエアー、AI搭載チャットボットで顧客サポート開始、Facebookメッセンジャーで

フィンエアー(AY)は、同社Facebookグローバルアカウントのメッセンジャー上で、利用者の旅行をサポートする人工知能(AI)搭載チャットボット「Finn(フィン)」の運用を開始した。Finnは、航空券の予約やフライトの運航状況確認などの要望に対応するほか、機内に持ち込める手荷物の重量の計算、利用者の予約管理ページへの誘導といった機能も備える。また、継続的な学習で、よくある質問に答えることも可能。答えられない質問の場合には、フィンエアーのカスタマーサービスにメッセージを送信して担当者に対応を促す。

今回導入したチャットボットは、航空業界向けテクノロジーソリューションを提供するスペインのCaraveloとの協力によって開発されたもの。現在のところFinnは英語のみの対応だが、今年中にはフィンランド語と中国語に対応できるようになる予定だという。今後はFacebook以外にも中国のWeChatなどのソーシャルメディアプラットフォームでもFinnを稼働させることを検討していく計画だ。

Finnは、IATAの新流通規格である「ニュー・ディストリビューション・ケイパビリティ—(NDC)」のXMLベースのデータ通信規格に準じているため、フィンエアーのネットワークのすべてのフライト予約することができる。また、動画や画像コンテンツを活用したメッセージングを行うことも可能になっている。

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