佐川急便が「手ぶら観光」で新サービス、路線バスで宿泊先まで配送、自転車旅の観光客向けに

佐川急便は愛媛県内を自転車で旅する観光客向けに、手ぶら観光サービス「バスパ」を開始する。伊予鉄道、宇和島自動車、瀬戸内運輸の路線バス3社と共同で行なうもので、愛媛県では初の貨客混載事業となる。

バスパでは、しまなみ海道から今治市/県内各地へのルートとその逆ルート、および松山市と八幡浜市、宇和島市、今治市間を観光する人の手荷物を、路線バスの荷室で輸送。バスの車庫で佐川急便のドライバーが受け取り、指定の宿泊先に届ける。荷物の受付及び受取場所となる提携先のホテルは上記4市内の82か所。このほか、松山空港内佐川急便宅配カウンターでも対応する。午前10時までの受付で、宿泊先には午後6時までに配送する。

愛媛県内の観光では、しまなみ海道を利用して周遊するサイクリストが増加しているが、コインロッカーを探す手間や大きな手荷物の持ち運びが不便であるため、観光誘客や広域観光の促進上で課題になっていたという。今回のサービスは、こうした状況を踏まえ、観光振興の一環として提供する。

佐川急便ではこれまでにも、尾道/今治間の手荷物輸送「しまなみ海道手ぶらサイクリング」、松山空港/松山市内間の手荷物輸送を行なってきた。今後も地域観光振興に向けた、新サービスの開発・提供をする方針だ。

サービス提供のイメージ:佐川急便 発表資料より

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