AI(人工知能)で宿泊施設の料金最適化支援、スタートアップが8000万円の資金調達

AI(人工知能)を活用して宿泊施設の料金最適化とデータ分析をおこなう株式会社空(そら)はこのほど、シード投資ファンド500 Startups Japan、大和スタートアップ支援投資事業有限責任組合、複数のエンジェル投資家と、日本政策金融公庫より、8000万円の資金調達を実施した。

同社では、AI技術を使って宿泊予約データを分析し、料金最適化をおこなうオンラインサービス「MagicPrice」を提供。2016年夏には、500 Startups Japanやインキュベイトファンド、個人投資家から資金調達をおこなったほか、2017年3月にはヤフー子会社でホテル統合管理システムを手掛けるダイナテックとの提携をおこなった。

2017年8月からは料金設定が適切に行われているかを分析するサービス「ホテル番付」を提供。約1か月間で500以上の宿泊施設関係者が登録して利用したという。

同社最高経営責任者(CEO)松村大貴氏は、「今回の資金調達により、日本の旅行業界への貢献を加速させられることを嬉しく思う」とコメント。当面は国内の宿泊施設全体の1割にあたる5000ユーザーを目標にサービス拡大を進めるとしている。

MagicPrice WEBサイトホテル番付WEBサイト

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