ハロウィーン行事への参加意欲が年々上昇、今年は仮装肯定派も60%に -リクルート調べ

リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、ハロウィーン時期の飲食行動や仮装の普及などに関する意識についてのアンケート結果を発表した。それによると2017年のハロウィーン行事(飲食、パーティー、イベント)への参加予定者は3圏域合計で前年の19.3%を上回る22.5%となった。性年代別では20代女性が最も多い32.1%。圏域別では、首都圏が23.0%と他の圏域よりも高めだった一方、東海圏では20.4%とやや低めとなった。

参加予定の行事については、「飲酒主体の外食店での飲食、パーティー、イベント」が最多の11.1%。次いで「食事主体の外食店での飲食、パーティー、イベント」の11.0%、「ホームパーティー」の9.8%が続いた。性年代別では、20・30代女性で「ホームパーティー」、20代男性では「カラオケ店、カラオケボックスでの飲食、パーティー、イベント」への参加予定が多く、男女間で差が見られる結果となった。

「ハロウィーン」行事における仮装の状況については、参加予定者のうち、仮装で参加したい人は42.0%(前年実績34.4%)。性年代別で見ると、30代女性では57.1%が、20・30代男性も過半数が仮装で参加したいとしており、参加予定最多の20代女性(47.7%)より割合が高くなった。

日本での「ハロウィーン」の普及と仮装の是非についての質問では、普及については67.8%、仮装については60.5%が「良いと思う」と回答。肯定派が否定派を上回り、前年に比べても肯定派がやや増加した。年代別には、若い年代ほど肯定派が多く、男女では女性のほうがやや肯定派が多い。

「ハロウィーン」肯定の理由は、「本来の意味と違っても日本風に楽しめばよい」が45.0%で最多で、「たまにはめを外す機会としてよい」の39.3%、3位に「経済効果がある」の35.5%が続いた。「経済効果がある」は年々スコアを伸ばしており、昨年5位から今年は順位を2つ上げた。20代男女では「日本風に楽しめばよい」が他の性年代に比べてスコアが低く、一方50・60代女性はスコアが高く「日本風」に寛容という結果に。また、20~40代男性では「たまにはめを外す機会としてよい」が高めで、非日常を楽しむ機会として肯定的な様子が伺えた。

「ハロウィーン」を否定する理由についは、「何かと理由をつけて騒ぐのはよくない」が52.3%でトップ。次いで「本来の意味や趣旨を理解すべきだ」が48.7%、「自分には関係がないように思う」46.9%となり、トップ3で昨年と同様だった。20・30代男性と20代女性では「何かと理由をつけて騒ぐのはよくない」が特に多く、若年層は参加意向が高い一方で「何かと理由をつけて騒ぐ」ことへの否定派も多いという実態が明らかになった。20・30代女性では他に、「仮装が単なるコスプレ」「余計な出費が増える」ことへの否定派も目立った。

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