ANAグループ、欧米豪市場の誘客事業を開始、地元体験盛り込み滞在型旅行の拡大狙う

ANAグループは、欧・米・豪市場をおもな対象とする訪日旅行者誘客事業「Odyssey Japan（オディッシージャパン）」を開始する。訪日客の中でも長期滞在者が多く、今後の需要拡大が見込まれる同市場にフォーカスしてマーケティングリサーチから商品企画・販売、評価といったPDCAサイクルを一貫して推進。滞在型旅行を通じて地域活性化につなげるもの。

総合プロデュースをおこなうのはANA総合研究所。そのほか全日空、ANAセールス、全日空商事といったグループ各社が参画する。

第一弾として、2017年12月9日から10日にわたって鳥取県でツアーを開催。鳥取県や鳥取市、観光関連主要団体の有識者とANAグループの知見や実績を結集して開発した内容で、鳥取砂丘や地元の食材を用いた料理体験、日本酒体験といった同県ならではの魅力を盛り込んだ。

なお、同事業の名称「Odyssey」は、人生をかけた重要な旅、冒険の旅といった意味を持つ言葉。ANA欧米人スタッフが選出したという。