地域の「元気指数」が一番高い都道府県は3年連続で「沖縄」、県外在住者が住みやすそうと思うトップは「静岡県」

「まちづくり」を中心とした調査やコンサルティングを行うアール・ピー・アイは、全国約10万人の20~69歳の男女を対象にした住民自身が地域の元気度合いを評価する全国「地域元気指数調査2017」の結果を発表した。それによると、都道府県別では、3年連続で沖縄県がトップ。地域元気指数は前年の6.07から6.15に上昇した。2位は東京都(6.11)で、前年の同率1位からランクダウンした。

地域元気指数の増加率トップは熊本県で前年の5.25から5.61に上昇。以下、青森県(4.83から5.12)、高知県(4.98から5.18)と続いた。いずれの県も観光活性と特徴を活かした地域づくりが地域元気を上昇させたとしている。

市部門では、愛知県長久手市(7.21)が2年連続の1位。3位の宮城県富谷市(6.67)、7位の茨城県守谷市(6.57)など人口5~10万人の市がトップ10に6市ランクイン(2016年は3市)。全体では4市が2016年に続いてトップ10入りを果たした。

町村部門のトップは福岡県新宮町(7.15)。以下、2位が沖縄県北谷町(7.09)、3位が北海道芽室町(6.97)。5町村が2016年からトップ10を維持した。

県民性の主観・客観性を図る質問では、「都会である」「歴史がある」「気候がよい」などで自己・他者評価の一致度が高かった。一方、「住みやすい」は、自己評価では東京都、他者評価では静岡県が1位。「子育て環境が整っている」は、自己評価では福井県、他者評価では神奈川県が1位となり、自己・他者評価に差がみられた。

このほか、地域元気指数が高い市町村は、「新しいものを受け入れる風土がある」「地域に楽しめる場所がある」「地域内で若い人の姿を多く見かける」「地域のために頑張っている人が多い」「行政サービスが充実している」などの割合が高く、元気指数ランキングで連続1位の沖縄県や愛知県長久手市では、商店街や集客施設等の活気が目立つ結果となった。

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