訪日客の医療費未払い防止へスキーム開発、医療シンクタンクと総合保証サービスが実証実験へ

医療シンクタンクで外国人患者受入体制整備支援事業を手掛けるJIGHは、総合保証サービスのイントラストと、訪日外国人の医療機関受診の際の未払い発生防止に向け、実証実験を行なう。

日本の公的保険に加入していない外国人による医療費未払いが新たな課題となっていることを受けたもの。医療費未払いの防止や院内スタッフの負担低減のため、医療機関における効果的な体制整備を検証する。

具体的には、未払い発生防止のための院内業務オペレーションの整備と、来院時の英語通訳、督促時の英語通訳、未払い発生時の多言語での督促および医療費回収の仕組みを「医療費未払い防止スキーム」として開発。これを、実証実験に協力する医療機関で実際に運用し、効果検証を行なう。この結果をもとにスキームをより効果的なものに改善し、医療費用保証を組み込んだ新サービスとすることを目指す。

実施期間は2018年1月から3か月間。対象言語は英語とし、対象患者は英語でコミュニケーションが可能で、かつ、日本の公的保険未加入の外国人患者の短期滞在者とする。


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