欧米豪市場の訪日旅行は個人手配が8割以上、観光の平均宿泊数はフランスの13.2泊が最長、香港・台湾のリピーターは8割に

観光庁は先ごろ、2017年第4四半期(10月~12月期)の訪日外国人の消費動向を発表した。それによると、日本での滞在期間の平均泊数は「7.6泊」。観光・レジャー目的での滞在に特化してみると平均泊数は「5.7泊」で、最長はフランスの13.2泊。そのほか欧州に加え、カナダや豪州で10泊以上と比較的長い傾向がみられた。

来訪回数をみると、「1回目の訪問」がもっとも多いのはスペイン(77.3%)。2回目以上の来訪が多い地域は香港、台湾、韓国、タイなどアジア圏に集中しており、特に台湾と香港では約8割が2回目以上の訪問者だった。

同行者は、「家族・親族」(24.3%)が最多。次いで「自分ひとり」(22.1%)、「友人」(20.8%)、「夫婦・パートナー」(17.6%)の順。

旅行手配方法は、「個別手配(往復航空や船舶券と宿泊などを個別に手配)」が最多で72.2%を占めた。そのほか、「旅行会社などが企画した団体ツアー」が19.0%、「個人旅行パッケージ(往復航空や船舶券と宿泊などがセットになった個人旅行向けパッケージ商品)」が8.8%。国別・地域では、中国やタイでは団体ツアー参加が2割以上と比較的多く、欧州や米国、カナダ、豪州は個人手配が8割以上、団体旅行が1割以下となっている。

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