世界で「シェア」された旅行テーマのトップ10発表、 AI(人工知能)で500万データを分析、旅行者のSNSの平均使用時間は1日66分

宿泊予約Hotels.com(ホテルズ・ドットコム)は、世界の観光都市で旅行者がSNSにシェアするテーマを、AI(人工知能)を使って分析し、その結果を発表した。

調査では世界500万以上のシェアの内容を分析。インスタグラム投稿へのリンクを含むツイートデータを対象にしたもので、AIでは旅行関連キーワードや旅行先に関するつぶやきなどをもとにSNS上でシェアされたものを特定し、グループ分けを行なった。

これによると、世界の旅行者は「博物館・美術館」(30万シェア)、「旧市街」(17万シェア)などの文化的なものから、太陽の光が浴びられる場所(13万シェア)に強く惹かれる傾向がある結果に。水上に浮かぶレストランやナイトマーケットも人気だった。また、美味しそうな食べ物(#Foodporn)や、旅行気分を左右する天気の情報、スポーツ関連のスナップショットなどのシェアも多いという。世界でシェアされた旅行体験のテーマトップ10は以下の通り。

世界でシェアされたテーマ トップ10

  1. 博物館・美術館
  2. ルーフトップバー
  3. 旧市街
  4. モダンアート
  5. オペラ
  6. 太陽
  7. オリンピック
  8. 大聖堂
  9. ギャラリー
  10. バレエ

日本では、東京と京都のテーマトップ5を公開。1位は両都市とも富士山だった。そのほかでは伝統やオリンピックのシェアが多かったという。

東京でシェアされたテーマトップ5

  1. 富士山
  2. 雷門
  3. ルーフトップバー
  4. オリンピック
  5. 下町

京都でシェアされたテーマトップ5

  1. 富士山
  2. 錦市場
  3. 伏見稲荷の鳥居
  4. ザ・リッツ・カールトン
  5. 古い街並み

なお、同調査で判明したトレンドは、ホテルズ・ドットコムが最近、30か国地域の9000人を対象に実施した調査「Mobile Travel Tracker」の結果とも相関が認められたという。Mobile Travel Trackerでは世界の旅行者の6人に1人が#inspo(インスピレーション)というハッシュタグで投稿するネタを探すため、旅行前にSNSで検索すると回答。旅行者のSNSの平均使用時間は1日66分だった。

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