HIS傘下「欧州エキスプレス」、Wi-Fiルーター貸出し事業を開始、世界100か国以上対応プランを1日470円から

OEM契約をした「MAYA SYSTEM社」サイトより

旅行大手HIS傘下の欧州エキスプレスが、Wi-Fiルーターレンタル事業を開始する。通信事業を行うMAYA SYSTEM社とのOEM契約によるもの。「クラウドSIMテクノロジー」を搭載した機器を、新ブランド「FAST-Fi(ファストファイ)」として、ネット上で申し込み受けつける。

貸し出しをする「FAST-Fi」は、デバイスの電源を入れた後にパスワードを入力するだけで滞在地のネットワークを自動的に読み込み、最適なネットワークに自動接続することを特徴としたWi-Fiルーター。世界100ヶ国以上に対応し、そのうち79ヶ国以上で4G(LTE)通信が利用できる。スマートフォンやPCへの接続は最大5台まで、最大15時間の連続稼働が可能だ。

料金プランは中国・韓国・香港・マカオ・シンガポール・マレーシアなどアジア地域が利用できる「アジア周遊プラン」と、アジア・ヨーロッパ・アメリカ(ハワイ)・アフリカ・ オセアニアなど世界100ヶ国以上で利用できる「世界周遊プラン」を設定。通信データ量によって、各種プランを用意した。今後は、海外出張者向けの法人企業向けプラン等も用意する予定だ。

現在発表されているプランは以下のとおり。

  • 300MB(アジア周遊プラン:410円/1日、世界周遊プラン:470円/1日)
  • 500MB(アジア周遊プラン:590円/1日、世界周遊プラン:630円/1日)
  • 1GB(アジア周遊プラン:1030円/1日、世界周遊プラン:1280円/1日)

1日のデータ容量を超過した場合には通信速度に制限がかかるが、当日に他国に移動し、別キャリアに接続した場合には移動前の国の容量はゼロカウントになるという。同社では、国が変わってもSIMカードの差替えやIDやパスワードなどの設定変更などの煩わしさが無く、海外旅行のインターネット環境をより快適なものにするとしている。

なお、国内空港で受け取り可能なのは、現在のところ羽田空港、成田空港、関西国際空港。他の地域には、宅配で配送する。

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