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セーバー、豪・旅行流通大手「フライトセンター」と契約、効率化や予約成約率向上に

セーバーはこのほど、オセアニア地区を拠点とする旅行流通の大手、フライトセンター・トラベルグループと新しく契約を結んだ。フライトセンターは、豪州とニュージーランドを中心に世界23か国で旅行代理店業務を展開しており、40以上の旅行ブランドを持つ。年商規模は200憶ドル(約2.1兆円)。

フライトセンターでは、これまでの米国、カナダ、メキシコ地区におけるセーバーとの提携実績を評価し、今回の契約に至ったと説明。同社のグラハム・ターナー・マネジングディレクターは「当社のグローバル戦略の一つは、生産性をいかに拡大するか。セーバーが提供する充実したプロダクトが役立つはず」とコメントしている。

また、豪州とニュージーランドのフライトセンター旅行代理店では、セーバーが提供する代理店向けソリューション「Sabre Red Workspace」を利用開始した。セーバーによると、すでに計1300か所でシステムのアップグレードを完了し、9500人の同社スタッフが使用。初期トレーニングの所要時間が短縮したほか、追加営業やクロスセールスが効率的にできるようになり、昨年同時期と比べて、予約成約率も向上しているという。