ライザップ傘下のタウン誌「ぱど」がインバウンド参入、訪日中国人向けのソリューションを提供

全国で地域密着型の生活情報誌を発行配布する「ぱど」は、訪日中国人観光客を対象にしたインバウンドソリューションサイトを開設した。

訪日中国人の旅行形態が団体旅行の「爆買い」から個人旅行による「日本ならではの体験」が高まる中、訪問場所も有名観光地や東京、大阪のような大都市にとどまらず広がりを見せている。

同社ではこのトレンドを踏まえ、どの街の多様な業種の店舗や商品にもインバウンドによるビジネスチャンスがあると判断。地域密着型タウン誌の事業で得た情報や地域事業者とのつながり、成功・失敗事例をもとに、訪日中国人を呼び込むプロモーションの提案・提供を行なう。

そこで今回開設するサイトでは、旅マエから旅ナカ、旅アトの旅行行動の各段階に分け、WeChat(微信)やWeibo(微博)などのSNSを活用したサービスの提案や、シーンに応じたプロモーション手段を案内。さらには、飲食店や小売、医療、美容、行政・観光など業界別の事例やソリューションの紹介、インバウンド関連の用語辞典やニュース、問い合わせランキングなども掲載する。

なお、「ぱど」は2017年3月、トレーニングジム運営のRIZAPの子会社となった。RIZAPは先ごろ、フリーペーパーの地域情報誌「サンケイリビング」を子会社化しており、RAIZAPグループで地域密着型の情報事業を強化している。


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