京都・東山の町家再生プロジェクトでクラウドファンディング、米国企業が親会社の「地域未未来企業」や乃村工藝社など

旅館再生など不動産の利活用を推進するKiraku Japan合同会社は、ミシュラン3つ星獲得の宿泊施設「茶の宿 七十七 二条邸」を運営するYumegurashi、および空間プロデュース大手の乃村工藝社と、京町屋を宿泊施設とする「本町五丁目 京町家再生プロジェクト」を行なう。リノベーションのための資金調達を目的に、不動産クラウドファンディングサービス「クラウドリアルティ」で募集告知を開始した。

プロジェクトでは、築50年以上の京町家を、一棟貸しの宿泊施設にリノベーション。宿泊施設の運営をYumegrashiが担当し、親会社が米国のソフトウェア開発やアセットマネジメント企業であり、経済産業省に「地域未来牽引企業」に選定されたKiraku Japanが、施設運営の効率化やファイナンス面を支援する。空間プロデュースとデザイン監修を乃村工藝社が担当。3社での共同プロデュースとなる。

再生コンセプトは、物件オーナーの出身地であり、お茶の名産地である京都府相楽郡の「和束町」にちなみ、「Road to WAZUKA」に設定。和束茶を使用したお茶所を営むなど、お茶文化を世界に発信しながら、和束町の魅力を体験し、現地訪問の意向を掻き立てる施設として行く。ここを軸に、周辺の遊休地や他の町家の再生にも取り組み、エリア全体の価値向上も図っていく。

なお、プロジェクト終了後も、対象物件はYumegurashiが宿泊施設として運営を継続する計画だ。



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