NTTドコモと沖縄本島北部3村が連携協定、ICT活用で「やんばるの森」の保護や観光振興などで

NTTドコモと沖縄県北部の国頭村、大宜味村、東村の3村(やんばる三村)は、ICTを活用した環境保全と観光振興、まちづくりの促進を目的に連携協定を締結した。住民、企業、団体が参加する「ICT利活用検討ワーキング(仮称)」を発足し、効果的な環境保全と観光振興、地域活性化と生活環境の充実に向け、ICTによる整備計画を策定する。

やんばる三村は、地域一帯に自然豊かな「やんばるの森」が広がり、多くの希少な動植物が生息する。一方で、人口減少などの地域課題を抱える。こうした地域特性と地域課題の解決に向け、ICTを活用した実証実験の推進等を通し、将来にわたって活力あるまちづくりを促進するのが目的。

具体的には、環境保全では、動植物の保護と同時に、増加する観光客との共存に必要な知識や情報を得るための施策を策定。また、観光振興では、観光客の訪問場所を把握する仕組みを構築しつつ、やんばる三村での周遊を促し、観光客の満足度向上と観光消費額の増加に繋がる施策の策定に取り組む。

さらにまちづくりでは、農業や畜産業など一次産業における人手不足の解消やノウハウの見える化、教育分野でのICT利活用も進め、地域活性化と生活環境の充実を推進する。

連携協定の期間は2018年7月4日~2022年3月31日まで。ICT利活用検討ワーキングは、2018年8月1日~11月上旬の実施を予定している。

発表資料より

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