ANA、「乗ると元気になるヒコーキ」プロジェクトを発足、第1弾は「時差ボケ調整アプリ」開発

ANAは2018年9月14日、新プロジェクト「ANA Travel Welness 乗ると元気になるヒコーキ」を発足した。

飛行機への搭乗後も疲れを感じることなく、また、搭乗前よりも元気になってほしいという思いを込めてサービス提供を検討するもの。

第一弾として、良質な睡眠対策事業をおこなうニューロスペース社と共同で「時差ボケ調整アプリ」を開発し、2019年4月にリリースする。アプリではフライト情報や現地での予定をもとに、時差ボケを調整するための光の浴び方、食事のとり方、睡眠・仮眠のとり方、体の動かし方などが、出国前や機内、渡航中、帰国後に提供されるものになる計画。正式リリースに向け、2018年10月頃をめどに一部のANA社員(アスリート社員含む)を対象とする実証実験を開始。実際の海外出張時の利用を開始するという。

ANA:報道資料より

ANAではこのアプリ開発に先立ち、ハーバード公衆衛生大学院の研究グループに協力を得て日米顧客の時差ぼけに対する意識調査や日常行動と時差ボケの関連性を研究。その結果、時差ボケを誘引する要素として光や音、食事などとの相関が高い傾向がみられたという。

なお、プロジェクトのサービス第二弾以降には、機内で健康チェックをおこなう「空の人間ドック」、座禅や瞑想などを取り入れて搭乗者の心身を整える「機内マインドフルネス」といった取り組みを提供していく計画だ。

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