向ヶ丘遊園跡地にアウトドア施設整備へ、小田急が再開発計画を発表、2023年に温泉やグランピング施設など

小田急電鉄は、川崎市多摩区の向ヶ丘遊園跡地に飲食店や温泉、アウトドア施設などを整備する。開発区域面積は約16万2700平方メートル。2023年度までの完成を目指す。

開発コンセプトは「人と自然が回復しあう丘」で、跡地全体を「商業施設エリア」、「温浴施設エリア」、「自然体験エリア」の3つのゾーンに分け、身近なレジャーやちょっとした非日常を感じられる空間や体験を創出する。地域の付加価値の提供を図るとともに、自然や文化・芸術、教育などすでに地域に存在する資産をつなぐハブ機能としての役割も目指す。温浴施設エリアでは貸切個室風呂や着衣サウナ、自然体験エリアではグランピングやキャンプなどの宿泊機能も計画する。温泉は日本家屋様式で、インバウンドも視野に入れる。

向ヶ丘遊園は1927年に開園し、75年という長期にわたり営業してきたが、徐々に入場者数が減少して2002年に閉園。「花と緑の遊園地」として、生田緑地の一端を担っていた。

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