台風で全壊した老舗料亭を「商店街ホテル」で限定オープン、「里山十帖」・自遊人が運営するホテル内ダイニングで

滋賀県大津市の「商店街ホテル 港 大津百町」は、琵琶湖畔の期間限定で琵琶湖畔・海津の老舗料亭「湖里庵」をオープンする。

同ホテルは、大津のシャッター商店街の空き家7棟を改修し、2018年6月にグランドオープン。飲食店や銭湯など商店街を丸ごとホテルと見立て、人気旅館「里山十帖」の自遊人が運営している。

今回のプロジェクトは、2018年9月4日の台風21号で全壊した1784年(天明4年)創業の鮒寿司の老舗「魚治」が運営する料亭「湖里庵」を、同ホテル内で期間と日にちを限定してオープンするもの。大津での宿泊施設では、琵琶湖が育む滋賀の食文化が中心的なコンテンツになるという自遊人の考えと、「湖里庵」の置かれている状況を踏まえ、同ホテルで滋賀の食文化の発信を目指し、期間限定でフロント棟「近江屋」ダイニングエリアでの営業を決定した。

提供する料理は、鮒寿司をはじめとする琵琶湖の湖魚を使用したコース仕立てで、1人1万3000円。営業期間は2019年1月から湖里庵再建までとし、1月は1月18日と25日の両金曜日に営業。2月以降も月2回のいずれかの金曜日に営業する予定。これ以外にも、6名以上の利用に応じ予約に対応する。宿泊客以外も利用可能だ。


みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…