京王観光、キセルによる不正行為でお詫び文書を公開、不正額など実態は調査中

京王観光は、大阪地区支店内におけるJR乗車券の発券・使用について、不正乗車(キセル)を行なった事実を認めた。1月10日現在、同社ホームページ上で、「当社に関する報道について(お詫び)」を公開している。

週刊文春が2019年1月9日に報じて明らかになったのは、大阪支店と大阪西支店の2支店(現在は統合)の団体旅行手配による不正。参加人数分の乗車券を購入せずに、差額分の乗車料金を利益に計上しており、その金額は少なくとも2億円にのぼる可能性があると報道された。京王観光にはJR乗車券の発券端末が設置されており、団体旅行で改札を通過する際にはJR側は発券数と乗車人数を都度、カウントはしていないという。

ただし京王観光では、現在、不正を行なっていた期間や金額について、実態調査中で確定していないと説明。調査検証結果の確定後、JR各社への損額賠償や社内処分を行なう予定としている。

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