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【図解】訪日外国人旅行者数、東南アジア4か国の10年間推移を比較 ―2018年版

2019年 1月 24日 カテゴリ:ニュース , 図解シリーズ , 訪日インバウンド , 調査・統計

日本政府観光局(JNTO)発表による2018年1年間の訪日外国人数(推計)を東南アジア4市場(タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア)でみると、いずれも年間合計人数の過去最高を更新した。

タイが14.7%増の113万2100人と4市場中最多となり、東南アジアで初めて100万人を突破。シンガポールは8.2%増の43万7300人、マレーシアが6.5%増の46万8300人、インドネシアが12.7%増の39万9600人。このほか、フィリピン、ベトナム、インドを加えた東南アジア7市場で全体の11.2%を占めた。

2009年から2018年まで、直近10年間の東南アジア4市場の訪日外国人数推移は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

なお、今回の年計は2018年12月の推計値発表に伴うもの。2018年12月は、タイは10.8%増の12万8300人、シンガポールが0.8%増の8万7100人、マレーシアが4.5%増の6万7600人、インドネシアが3.2%増の5万4000人。シンガポールとマレーシアが単月として過去最高を記録した。

2018年1月~12月までの推移は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

JNTOによると、2018年通年の状況として、タイとシンガポールはすべての月で過去最高記録を更新。タイでは航空路線の新規就航や増便が特に夏場の高い伸びを後押ししたほか、テーマ性のある旅行や閑散期対策として開設した特設サイト、地方分散を目的とする東北へのメディア招聘なども旅行者数拡大に貢献したとしている。

シンガポールでは、OTAと連携したプロモーションに注力。東北・中部・九州といった地方エリアの情報発信をおこなったほか、会員制訪日コミュニティサイト「JAPAN By Japan」では、中国・四国地方の紹介なども強化。地方空港への直行便が多数就航していることから、今後の地方誘客に期待にもてるとしている。

マレーシアは学校休暇時期と重なる12月に単月最高を記録。旅行博やフェアなどを複数開催することで訪日旅行促進を実施。ムスリム層向けの情報発信も積極展開している。

インドネシアでは、大型連休が可能となった6月に過去最高となる46.6%増の5万6000人を記録。旅行博での取り組みに加え、日本インドネシア国交樹立60周年を契機とした事業も実施。マレーシア同様に、ムスリム層に向けた日本の魅力訴求も強化している。