札幌場外市場で飲食店の接客をデジタル化、訪日客向けICT活用で、QR決済や母国語メニューなど

札幌市場外市場商店街振興組合と東日本電信電話(NTT東日本)などNTTグループは、ICT活用による飲食店の消費拡大と業務効率化を目指す実証実験を実施する。

飲食店でのメニュー選びからオーダー、会計まで、接客プロセスのデジタル化を図るのがポイント。消費拡大を目的に利用客の母国語でのメニューや旬のおすすめメニュー、決済を含む各種支払い手段を提供。あわせて、注文取りや会計等の手間を軽減することで、接客業務の効率化も図る。また、国が推進するキャッシュレス決済の普及にも繋がる取り組みになるとしている。

さらに実証実験では、先ごろNTTなどが開始した「札幌観光あいのりタクシー」実証実験とも連携。あいのりタクシーの利用客の目的地が札幌場外市場の場合、移動中に母国語でメニューを選ぶなど時間の有効活用を促し、さらなる周遊促進や消費拡大、再訪意欲の向上をはかる。

実証実験の実施期間は、2019年2月1日~3月29日まで。札幌市中央卸売市場札幌場外市場の9店舗で実施する。実施後は、国籍ごとの売れ筋分析などに基づく効果的なプロモーションの実施や、スマートフォンでの事前注文・決済によるテイクアウトなどの提供なども検討する。

実証実験の狙いとイメージ:発表資料より

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