寺院とホテルが一体化した新ホテルが開業へ、三井不動産が京都で2020年秋、伽藍の再建にあわせて

三井不動産と三井不動産ホテルマネジメントは京都市の宗教法人浄教寺と、寺院とホテルを一体とする複合建物「(仮称)京都浄教寺ホテル計画」を着工した。

浄教寺は阪急線「河原町駅」から徒歩1分、京阪本線「祇園四条駅」から徒歩7分。観光をはじめとする京都滞在の拠点として利便性の高い場所に位置する。平安時代後期に平重盛が開き、1591年に豊臣秀吉の洛中寺院整理によって現在の地に移転した、歴史ある寺院だ。

本計画は、老朽化した伽藍の再建にあわせて行なわれたもの。建物は9階建てで、寺院は1階、ホテルは1階の1部と2~8階、9階の1部を使用。ホテルと寺院が一体となった複合建物は、全国的も珍しいという。

ホテルの開業は2020年秋を予定。客室数は167室で、レストランと大浴場を設置する予定だ。

なお、三井不動産ホテルマネジメントは現在、京都市内で「三井ガーデンホテル」と「ザ セレスティン」ブランドで4軒を運営。来年には京都駅前に、2020年夏には五条烏丸町での会合を予定している。さらに三井不動産では同社初の直営高級ホテルとして、京都二条城付近での新規開業計画も発表したところ。三井不動産グループの京都でのホテル開業が進んでいる。

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