ナビタイム、経路探索エンジンで自動運転電動カートの対応ルート提供、永平寺町のサービス実証にKDDIと

ナビタイムジャパンはKDDIと、福井県永平寺町で実施中の自動運転電動カートを用いた移動サービス実証に対し、自動運転電動カートに対応したルート提供を開始した。

実証の範囲は、東古市(永平寺口駅)から志比(門前)までの永平寺ろーどの約6キロ。ここを含む経路について、「auナビウォーク」と「NAVITIME」のナビゲーションサービスで徒歩や鉄道、バス、車などの移動手段と組み合わせ、ドアtoドアのルートを提案する。例えば、福井駅から大本山永平寺までのルート検索では、通常の検索結果に電車と自動運転電動カートで行く利用ルートを提示する。

また、カーナビアプリ「au助手席ナビ」「カーナビタイム」「NAVITIME ドライブサポーター」で、実証実験向けの無料駐車場データを追加。マイカーを駐車場に置いて、自動運転電動カートへの乗り継ぎができるようになった。

これにより、ルート検索上で移動需要のある人に訴求できるようになったことで、同事業の課題だった周知と利用促進に繋がることを期待。今後は、ユーザーの経路検索データを分析し、現状把握や効果検証を行なって、自動運転電動カートの利用最適化を目指す。

なお、同実証は経済産業省と国土交通省連携事業で、産業技術総合研究所が幹事機関として推進する「専用空間における自動走行等を活用した端末交通システムの社会実装に向けた実証」(ラストマイル自動走行の実証評価)の一環で実施するもの。期間は、2019年6月24日~12月20日まで。

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