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KLMオランダ航空、「責任ある飛行」で路線計画にフライト以外の移動手段、鉄道などと連携

KLMオランダ航空は500キロ以下の路線に関し、鉄道会社などとの連携でフライト以外の移動方法を含む路線計画の構築に向けた調査を実施している。2020年3月からは、現在週5便で運行するアムステルダム/ブリュッセル線を週1便減便。高速鉄道「タリス」と連携し、同社航空チケットと同じように販売して長距離路線からの乗り継ぎを提供する。

これは、2019年10月7日の創立100周年を記念し、来日した同社代表取締役社長兼CEOのピーター・エルバース氏が発表した。創立100周年にあたり、同社では航空産業が環境に与える影響について「FLY RESPONSIBLY-責任ある飛行」のコミットメントを打ち出しており、環境問題に取り組んでいく方針だ。

また、バイオ燃料の使用については、現在、ロサンゼルスで稼働するバイオ燃料プラントに続き、オランダ国内で新たなプラント投資計画が進行。現在、同社ではロサンゼルス/アムステルダム間のフライトでバイオ燃料を使用しているが、新プラントの2022年の完成後には日本路線など他の路線でもバイオ燃料の利用が可能になるという。

このほか同社では日本市場での取り組みとして、LINE内にユーザーとの1対1でのコミュニケーションや双方向のコミュニケーションが可能になる有人サポートを、2019年内に導入する予定。外資系航空会社として初めての24時間365日営業での対応で、導入後はLINEのトーク画面で航空券の予約や変更、座席指定、チェックインなどのサービスを順次、導入していく方針だ。