スマホのタッチだけで決済、JR東日本らがNFCタグの技術検証、ラストワンマイル交通で活用

東日本旅客鉄道(JR東日本)、アクアビットスパイラルズ、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ、大日本印刷(DNP)の4者は共同でNFCタグの活用に向けた技術検証を行う。薄い小型の紙やシール形状のNFCタグを利用すれば、貼付・配置するだけでキャッシュレス決済が可能となる。

また、スマートフォンをNFC タグにタッチするだけでサービスを利用することが可能。事業者は決済端末など特別な機器の用意が必要なく、ユーザーも簡単に使えることから交通などを含めたさまざまな場面での活用が期待されている。

技術検証で、4者はスマートフォンの NFC 機能のひとつである「リーダー/ライターモード」によってNFC タグ内の情報を読み取る技術を活用し、交通や決済を中心として、タッチするだけでさまざまなサービスを利用できる機会を拡大するとともに、既存のタッチするサービスとも組み合わせてシームレスなサービス展開を目指す。

JR東日本は、MaaS でのラスト/ファーストワンマイルの交通シーンでのNFCタグの活用を想定。技術検証を主導し、運用へ向けた課題の洗い出しを行う。アクアビットスパイラルズは、同社が培ってきたスマートプレート(クラウド管理型のNFCタグを内蔵したバッテリー不要の情報配信デバイス)の技術を活用し、安全な NFC タグの運用方法の提案や技術課題を検証。

ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズは、FeliCa 技術を使った「かざす」ライフスタイルを推進する一環として、高い互換性のある技術仕様を検討。また、DNPは、IC カードビジネスを通じて培ったセキュリティ技術、ソフトウェア開発、システム開発に関わるノウハウを活用し、NFCタグの新たなサービスを検討する。

報道資料より

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