山陰で訪日客向け交通乗り放題パス発売、路線バスも、日本ユニシスらの観光型MaaS実証実験で

日本ユニシス、JTB、山陰インバウンド機構は、山陰エリア(鳥取県・島根県)で展開しているデジタル周遊パスアプリ「Visit Sanin Tourist Pass」に、両県それぞれで発行されている路線バスなどの乗り放題パスの機能を新たに付加した「交通フリーパス」のサービス提供を開始した。この実証事業は、国土交通省が推進する「新モビリティサービス推進事業」の公募全51事業の中から「先行モデル事業」として選ばれたもの。

今回新たに加えられた「交通フリーパス」では、バスなどに設置されたQRコードをアプリに読み込むことで、鳥取県全域と島根県東部地域の交通機関を自由に乗降することが可能になる。販売価格は3日間乗り放題で大人2500円、子供2000円。実証期間は2020年3月15日まで。

日本ユニシスは、「山陰地域観光MaaS協議会」に参画。山陰地域を訪れる外国人観光客のスムーズな周遊および事業者の受け入れ環境の改善、さらには地域の価値・利便性の向上を目的とした観光MaaSの持続可能なあり方を検討してきた。アプリサービスの提供や継続的なコンテンツの拡充によって、訪日外国人旅行者の利便性向上と山陰エリアの広域周遊につなげる「観光型MaaS」の実現を目指していく。

報道資料より

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