NEC、高齢者向けVRオンライン旅行サービスを提供、介護スタッフと旅行計画から旅行後の振り返りまで

NECソリューションイノベータは、エムダブルエス日高、シアン、ハコスコ、トータルブレインケアの4社と共同で、高齢者向けのオンライン旅行サービスの社会実装を目指す。これは、経済産業省「サービス産業強化事業費補助金(認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業)」に採択されたことを受けて行うもの。

具体的には、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上によるインフォーマルケアコスト(家族などが無償で実施する介護をコスト換算したもの)の低減をテーマに、介護事業者を通じて、介護サービス利用者である高齢者や認知症患者にVRを用いたオンライン旅行サービスを提供し、QOL向上の効果などを検証する。

オンライン旅行サービスでは、介護スタッフのサービスのもと、旅行計画から旅行後の振り返りまで一連の旅行体験に参加することで、参加者同士や介護スタッフとのコミュニケーションの活性化を促す。

各観光地との企画調整・検討や旅行コンテンツへの知見提供はRidilover(リディラバ)が実施。また、事業の実証にあたってはパナケア真中と社会福祉法人善光会が介護事業者として、北海道釧路市と沖縄県南城市が旅行コンテンツ撮影地として協力する。

報道資料より

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