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グーグルがタビナカ分野を再強化か? 現地ツアーやアトラクションの検索で新たな機能、サプライヤーのサイトに直接リンク

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米国の有力ニュースメディア「スキフト」によると、グーグルが、世界のタビナカ商品のチケット販売を行うサプライヤーのサイトに直接リンクする機能を立ち上げた。現地ツアーやアトラクションの検索結果として表示するもの。スマホやタブレットなどモバイルで開始した。

一方で、グーグルは今年6月に「グーグルで予約(Reserve with Google)」においてアトラクションとツアーの予約機能を段階的に廃止している。この動きについて、スキフトでは、グーグルが予約サイトになろうとしているのではないとみている。旅行比較検索のタビナカ分野での主要プレイヤーとして重要な役割を果たそうとしているとみる。

新たな機能では、現在、ユーザーがタビナカのキーワードで検索した後に、チケットの購入情報についてのサプライヤーのサイトを表示。これにより、サプライヤーはグーグルから直接トラフィックを獲得することが可能になる。OTA経由の予約には、25%から30%の手数料を払うことになるため、グーグルでの直接リンクはサプライヤーにとって有益になる。

現在のところ、タビナカのチケット検索の結果は、ホテル、バケーションレンタル、航空券などを扱う「グーグル・トラベル」には組み込まれていない。