JALグループのLCC「ZIPAIR Tokyo（ジップエア）」は、2026年2～3月に米フロリダ州オーランドへの直行チャーター便を運航する。同社によると、日本からオーランドへの直行便が運航されるのは初めてのこと。これにあわせ、ディズニー・デスティネーション・インターナショナルとの共同プロモーションも実施する。

発表の記者会見で、代表取締役社長の西田真吾氏は、「日本からの移動時間を劇的に短縮できる。滞在時間が長くなり、現地を楽しんでいただく機会」と自信を見せた。成田／オーランド間を4往復、合計8便運航する。

共同プロモーションでは、チャーター便を利用してフロリダ・ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに入場した旅行者に特別体験を提供する。具体的には、プライベート空間での特別キャラクターグリーティング、エプコットの人気ショー「ルミナス・ザ・シンフォニー・オブ・アス」の鑑賞を滞在中に1回づつ提供する。

ディズニー・デスティネーション・インターナショナル マーケティング＆ビジネスストラテジー　ディレクター澤田智子氏は、「海外旅行に慣れていない人も、直行便なら安心。進化するアトラクションやショーを堪能してほしい。」と呼びかけた。

JTB、HISが2025年10月28日からパッケージツアーの販売を開始。航空券のみの場合は、ジップエアのウェブサイトで12月上旬からの販売を予定している。

なお、オーランド国際空港は、今回の4往復のチャーター便が搭乗率85％で運航された場合、その経済効果を170万ドル（約2億5500万円）と試算している。

※ドル円換算は1ドル150円でトラベルボイス編集部が算出