国内航空4社の2015年お盆期間(8月7日〜16日)の利用実績がまとまった。それによると、AIRDOとソラシドエアは前年比増、一方、再生計画が進行中のスカイマークとスターフライヤーは提供座席数を減らしたこともあり、旅客数も前年割れとなった。
スカイマークは旅客数微減の19万9189人、利用率86.6%
スカイマークは提供座席数を前年同期比2.3%減の23万100席と供給を絞った。それに合わせ、旅客数も同1.3%減の19万9189人と前年割れ。利用率は前年の85.7%を上回る86.6%となった。ピーク日は下りが8月12日で利用率93.8%、上りでは8月19日が利用率98.9%と高い数字を残した。
AIRDOは旅客数増加で6万3797人、利用率は79.2%
AIRDO(エアドゥ)は、同6.9%増の8万597席を提供。供給拡大に合わせて、旅客数も同6.2%増の6万3797人と前年を上回った。利用率は前年とほぼ同じ79.2%。期間中、女満別/羽田線で2便(1往復)の機材大型化と増便を実施。札幌/羽田線では、10便(5往復)を増便した。ピーク日は北海道発が8月16日で利用率99.7%、北海道着が8月10日で利用率98.1%。
ソラシドエアは旅客数27%増の6万5195人、利用率88.4%
ソラシドエアは、同11.0%増の7万3729席を提供。旅客数は、供給の伸び率を上回る同27.1%増の6万5195人となった。利用率は88.4%で4社のなかで最も高かった。期間中、羽田/長崎線で臨時便5便を運航。ピーク日は下りが8月12日で利用率97.9%、上りが8月16日で利用率99.6%。
スターフライヤーは旅客数1割現の4万6600人、利用率85.2%
スターフライヤーは、提供座席数を同9.1%減の5万4709席としたことで、旅客数も同11.8%減の4万6600人と大幅に減少した。利用率は85.2%。ピーク日は下りが8月12日で利用率95.7%、上りが8月16日で利用率97.6%。
日系大手2社については以下の記事へ。