世界2大OTA「プライスライン」が業績発表、2015年の総旅行予約額は約6兆円、総利益は約9460億円で増収増益

プライスライン・グループは2015年度(2015年1-12月)の業績を発表した。それによると、グループ全体の旅行予約額は前年比10%増の550億米ドル(約6兆500億円)に増加、代理店収入、販売収入、広告収入などをあわせた総収入も前年の84億米ドル(約9240億円)を上回る92億米ドル(約1兆120億円)となった。総利益は同13%増の86億米ドル(約9460億円)となり、そのうち米国以外での国際事業では同12%増の74億米ドル(約8140億円)となった。GAAP(General Accepted Accounting Principles)における当期利益も前年の24億米ドルを上回る26億米ドル(約2860億円)となった。非GAAPにおける当期利益は同6%増の30億米ドル(約3300億円)。

第4四半期の3ヶ月間を見ると、宿泊予約数は前年同期比27%増の9900万泊となり、総収入は20億米ドル(約2200億円)、総利益は19億米ドル(約2090億円)となった。また、主力のブッキング・ドットコムが取り扱う宿泊施設数は前年から34%増加し220カ国で85万件となった。

プライスライン・グループはあわせて2016年度第1四半期の見込みも発表。予約泊数は同20%〜27%、総旅行予約額は同12%〜19%、収益は同9%〜16%、総利益は同14%〜21%それぞれ増加すると見込み、減価償却前営業利益は5億8,000万米ドルから6億2,000万米ドルになると予測している。

*記事の日本円換算は、1米ドルを110円で換算。

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