マーサーが発表した「2017年世界生活環境調査-都市ランキング」で、ウィーンが8年連続1位となった。
このほか、2位のチューリッヒ、4位のミュンヘンをはじめ、ヨーロッパの8都市がトップ10にランクイン。政治や経済の不安定さが続くなか、ランキング上位に並ぶ結果となった。ただし、ブリュッセルは27位と6つ順位を下げ、イスタンブールも133位と10位後退した。
また、日本の主要都市は東京の47位が最高。次いで神戸(50位)、横浜(51位)、大阪(60位)、名古屋(63位)と団子状態で続く。東アジアでは日本の上位5都市がトップ5を占めた。アジア・太平洋地域では25位のシンガポールが最上位だった。
世界の生活環境ランキング2017年・トップ10
このほか今年は、電気や水道、公共交通機関、空港の利便性などを基準とする「都市インフラ・ランキング」も発表。1位はシンガポール、6位に香港など、アジアの都市がトップ10にはいった。全体的には都市インフラ・ランキングでも、2位のフランクフルト、ミュンヘンをはじめヨーロッパの都市が上位に入り、トップ10には7都市がランクインした。
都市インフラ・ランキング2017年・トップ10
なお、世界環境ランキングのワーストは、昨年同様にイラクのバグダッド。都市インフラ・ランキングの最下位は、ハイチのポルトープランスとなった。