2021年10月4日、新たな岸田文雄内閣が正式に発足した。同日夜に行われた就任会見では、コロナにより先行き不透明な中「大型で思い切った経済対策と実現したい」とし、各種政策について説明をした。
その中で、感染対策をおこないながら経済活動を再開していくひとつの方策として、観光など分野別の専門会議をすべき考えを示した。この考えは、総裁選のなかでも政策として示してきたもの。改めて、現在の分科会とは別に設置したうえで「旅行についてどんな注意が必要か、コロナと共存する際の注意点、これらを専門家の知識を得る必要がある。必要なアイデア、ヒントを得る会議を作るべきと考えている」と強調した。
また、岸首相は総裁選の際には今後の観光施策としてGoToキャンペーンに感染症対策などを加えて進化させた「GoTo2.0」を打ち出していた。
会見では、首相が臨時国会の会期末である10月14日に衆院を解散し、総選挙の日程を19日の告示、31日の投開票とすることを発表した。