国際的な市場調査会社ユーロモニター・インターナショナルは、「Top 100 City Destinations Index 2022」レポートを発表した。これは、世界の100都市を観光に関する6つの主要分野(経済・ビジネスの実績、観光パフォーマンス、観光政策と魅力度、観光インフラ、衛生・安全、持続可能性)を、合計57の指標を用いて比較し、観光都市としての魅力を総合評価したもの。
それによると、観光都市トップは昨年に引き続きパリとなり、トップ10には欧州の8都市がランクイン。トップ100には欧州から40都市が入り、特にイタリア(6都市)、スペイン(5都市)、ギリシャ(4都市)が存在感を示した。
2位は国際線到着者数で1200万人を超えたドバイ。日本では東京が20位、大阪が42位、京都が47位、札幌が70位。アジア太平洋の都市は、旅行規制が長引いたこともあり、順位を落とした都市が多く見られた。
一方で、「衛生・安全」分野では、アジア5都市(シンガポール、マカオ、桂林、上海、札幌)がトップ10入り。また、「観光インフラ」分野では、東京とソウルがトップ10に入った。
2022年のトップ10観光都市は以下の通り。
- パリ
- ドバイ
- アムステルダム
- マドリード
- ローマ
- ロンドン
- ミュンヘン
- ベルリン
- バルセロナ
- ニューヨーク