【図解】訪日外国人数、1月は150万人、韓国がトップ、東アジアから100万人超 -日本政府観光局(速報)

日本政府観光局(JNTO)によると、2023年1月の訪日外国人旅行者数(推計値)は149万7300人となった。前月(2022年12月:137万人)から約10万人増加。JNTOによると、例年1月は、クリスマス休暇が終了する欧米市場を中心に閑散期となるが、今年は旧正月の影響で東アジア市場だけで100万人を超える推移となった。ただし、2019年の実績と比較すると、44.3%減(2019年の実数:268万9339人)で、いまだ回復の途上にある。

地域別では、訪日客数の多い順に、韓国が56万5200人、台湾が25万9300人、香港が15万1000人、米国が8万8100人、タイが6万3400人。いずれも、日本への国際便の復便・増便が、回復を後押ししているようだ。

航空データOAG社のデータを見ると、国内主要空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)に到着した国際線の便数は前年比259.4%増の1万1580便、座席数は246.9%増の275万9221席。主要6空港以外にも那覇をはじめ8空港に国際線が到着しており、訪日客が地方にも戻りつつあることがうかがえる。

なお、旧正月の影響で東アジア市場が伸びたが、中国は3万1200人でいまだコロナ以前(2019年1月)の95.9%減となった。JNTOによると、中国側では中国文化旅游部による日本への海外旅行商品の販売禁止措置や帰国時の入国制限が継続されている。日本側も入国時にはワクチン接種証明書の有無にかかわらず、陰性証明書の取得と入国時検査を必要としている。

訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

JNTO資料(対2019年比)より

JNTO資料(対2022年比)より

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