アジア11市場で「次の旅先」トップ3に日本がランクイン、体験に「お金かけたい」は8割超え

体験予約プラットフォームKlook(クルック)は、アジア太平洋地域の12市場2400名の18歳~40歳を対象に旅行に関する意識調査を実施した。

それによると、インドを除く11市場で日本が「次の旅先」としてトップ3に入った。そのうち、日本がトップとなったは、マレーシア、フィリピン、香港、韓国。日本では84%が国内旅行を予定しており、依然として国内旅行志向が強い結果となった。なお、日本でのトップ2は韓国とシンガポール。

報道資料よりまた、全回答者の3人に1人が、次の旅行でアジアの平均月収1069ドル(約15.8万円)の2倍以上となる2000ドル(約29.6万円)以上の予算があると回答。国内旅行が圧倒的に多い日本は、次の旅行の予算も過半数が1000ドル(約14.8万円)以下とフィリピンと並んで低い結果となった。一方、中国は予算3000ドル(約44万円)以上が6割、5000ドル(約74万円)以上が2割近く占めており、突出して高い消費意欲が伺える結果となった。

体験への支出については、全体の44%が「とてもお金をかけたい」と回答し、「ある程度お金をかけたい」を含めると85%にも及んだ。市場別では、ベトナム(71%)、インド(60%)、タイ(59%)、フィリピン(52%)が高かった一方、日本(22%)と韓国(22%)は低い結果となった。

報道資料よりお金をかけたい体験をカテゴリー別でみると、「自然・アウトドア体験」(57%)が最も高く、「テーマパーク」(48%)、「文化体験」(48%)が続いた。日本人旅行者の間では、国内旅行の「温泉、マッサージ」(50%)の人気が最も高くなった。

このほか、調査では、Z世代旅行者に最も影響を与えるツールとしてSNSを挙げた割合が93%に。その中でもInstagramは最も影響力があり、全体の72%がInstagramを利用して旅行を計画していることがわかった。ついでFacebook(67%)、TikTok(55%)。日本を見ると、他市場に比べてSNSから影響を受ける人が少なく、X(旧Twitter)が影響力を持ってることもわかった。

※ドル円換算は1ドル148円でトラベルボイス編集部が算出

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