沿線まるごとホテル、移動課題を新モビリティで価値に、電動トゥクトゥクやガイドツアーなど展開

「沿線まるごとホテル」を手がける沿線まるごと社が、「沿線まるごとモビリティツーリズム」の実証を実施している。JR青梅線「鳩ノ巣駅」と五日市線「武蔵五日市駅」が起点。同エリアはJRから先の2次交通が不足する秘境である一方で、観光の観点からの注目も高い。移動課題を電車含めた新たなモビリティによる価値に変換して楽しんでもらうことを目指す。

実証実験では、東日本旅客鉄道(JR東日本)八王子支社、JR東日本スタートアップ、各モビリティ会社と協業。モビリティレンタル、ガイドツアーなど東京の秘境を楽しむためのさまざまなトライアルを実施する。

たとえば、JR青梅線「鳩ノ巣駅」では、電動トゥクトゥク「Emobi(エモビ)」と、「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」が提供するスポーツタイプの電動アシスト自転車「KUROAD(クロード)」をそれぞれ用意し、モビリティレンタルやガイド付きツアーを提供。モビリティレンタルは無人駅・無人オペレーションを実証する。また、沿線まるごと社のイノベーション拠点「沿線まるごとラボ」(JR青梅線 鳩ノ巣駅内)を起点に、電動トゥクトゥクと電動アシスト自転車を活用して地域の達人ガイドとともに奥多摩の地域資源を巡るモビリティツアーなども実施する。

なお、沿線まるごとホテルは地域活性化に貢献したとして、第7回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の国土交通大臣賞を受賞している。

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