エイチ・エス・エス(HIS)が飲食事業を強化する。2024年2月、東京・豊洲市場場外に開業予定の「豊洲 千客万来」食楽棟内に「海鮮バイキング いろは」をオープン。8~16時は一般営業、17~22時は40名以上の団体貸し切り営業とし旅行会社の団体ツアー中心に利用を見込む。このほか、インバウンド向けの特別メニュー、QRコードをかざすと英語でアレルギー情報を確認できるサービスも用意する。団体用に店専用の大型バス駐車場も5台分保有する。
「豊洲 千客万来」は、豊洲市場の場外にオープン予定の、食楽棟と温浴棟からなる複合施設。江戸の街並みをイメージし、豊洲市場から仕入れた新鮮な食材を生かした飲食店などが入り、日本文化を発信することでインバウンドの需要を取り込む。
「海鮮バイキング いろは」は座席数130席。テーブル席と最大30席までの個室で構成する。まぐろ専門の仲卸「相馬水産」から国産生本まぐろを一本丸々仕入れ、市場休業日以外は店内での解体パフォーマンスを実施する。 生本まぐろのほか、本ズワイ蟹も食べ放題。鮮魚含め約40種類のメニューはバイキング形式で提供する。
HISは飲食事業として、これまで蕎麦、天ぷら、ホテルの朝食提供などを展開している。