フランス相乗りサービス「BlaBlaCar」、都市間の移動で空いている車の座席をシェアするサービス拡大へ、相乗りソリューション新時代

フランスの相乗りサービス「BlaBlaCar(ブラブラカー)」は、新たに1億ユーロ(約164億円)の資金調達を実施した。今後さらにマルチモーダル戦略を加速させ、複数の交通手段を組み合わせた相乗りサービスを拡大していく。

同社は都市間の移動で空いている車の座席をシェアするサービスを提供している。2019年にバス会社Ouibusを買収。西ヨーロッパで、BlaBlaCarバスネットワークを確立した。また、東ヨーロッパとブラジルでは、Busforを買収するとともに、独自のバス市場を形成し、オフラインからオンラインへの移行を進めた。

2023年の相乗り及びバスのBlaBlaCar利用者数は、前年比23%増の約8000万人。特にインドやブラジルで大きな成長を見せた。これによって、24ヶ月連続で黒字を達成し、売上高は同29%増の2億5300万ユーロ(約415億円)に達した。

BlaBlaCarでは、エネルギー価格の高騰と気候危機への意識の高まりで、同社の手頃な価格の相乗りソリューションに対する旅行者の関心が高まっているとしている。

また、BlaBlaCarは相乗りを進めることで気候変動対策にも貢献。同社によると、2023年のCO2排出削減量は約200万トンに達したという。

※ユーロ円換算は1ユーロ164円でトラベルボイス編集部が算出

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