米・アナハイム市議会、ディズニー・リゾートの拡張計画を承認、新エリアの追加へ

カリフォルニア州アナハイム市議会は、カリフォルニア・ディズニーランド・リゾートの拡張計画「ディズニーランド・フォワード」を承認した。5月に、ディズニーの計画を最終承認するための2回目の議会投票が実施される。

この計画は、現在の「ディズニーランド、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーパーク」などはそのままに、駐車場を新しい高層構造物に移すことで、新エリアを追加するもの。ディズニーは今後10年間で約19億ドル(約2900億円)を投じる。カリフォルニアのディズニーランド・リゾートとしては、ここ数十年で最大の拡張。より没入感のある体験のエンターテイメントを目指すという。

「ディズニーランド、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーパーク」と「ダウンタウン・ディズニー」が、高速道路と住宅地に囲まれていることから、市議会では、ディズニーがテーマパーク近くの公道を買収して歩道に変える計画と、隣接する別の通りに横断歩道を設置する計画を中心に議論が行われた。住民の間では、公道を民営化するというディズニーの計画には懸念も根強い。

ディズニーは過去20年にわたって、「カーズランド」「ピクサー・ピア」「スターウォーズ・ギャラクシーズ・エッジ」「アベンジャーズ」などのテーマパークを開発してきた。新たな開発は何年かかるとも予想されることから、新たなテーマを明らかにしていない。

2022年のカリフォルニア・ディズニーランド・リゾートの入場者数は約1680万人。今回の計画が実現すれば、カリフォルニア州やアナハイム市に数十億ドルの収入を生み出すという試算もある。

※ドル円換算は1ドル154円でトラベルボイス編集部が算出

※本記事は、AP通信との正規契約に基づいて翻訳し、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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