トリップ・ドットコム(Trip.com)は、日本のインバウンド旅行者について、直近のデータを明らかにした。日本政府観光局(JNTO)によると、2024年3月の中国本土からの旅行者数は2019年同月比34.6%減。一方、同グループの2024年第1四半期の宿泊予約数はすでに2019年同期を大幅に上回っている。
また、同グルーブのビザ部門のデータによると、2023年の第3四半期から2024年の第1四半期までの中国本土での日本のビザの発行数は、2019年同期比で、個人観光一次ビザが70%、3年有効マルチビザは205%に回復。5年有効マルチビザは572%増加し、全体では118%の回復になった。
さらに、中国本土で行われたアプリ上のライブ配信イベントでは、日本の宿泊施設の流通取引総額が21億7800万円以上に達したという。
このほか、他国での予約を含めて、日本の地方での宿泊予約も増加しており、2024年1月~4月では、特に和歌山県で前年比488%増(2019年比89%増)、熊本県で同583%増(同296%増)、静岡県で同431%増(同204%増)となった。