ツーリズムEXPOジャパン、韓国の出展数が過去最高、中国は昨年並み

日本観光振興協会(日観振)と日本旅行業協会(JATA)は、2014年9月に開催する「ツーリズムEXPOジャパン2014」の概要を説明する記者会見を実施した。そこで、実行委員長の菊間潤吾氏(JATA会長)は、訪日・海外旅行として大きな市場ではあるものの、政治的な問題で不調となっている中国と韓国のイベントへの出展意向について言及した。

ツーリズムEXPOジャパンは、昨年度まで行われていた「旅フェア」と「JATA旅博」を統合し、海外旅行、訪日旅行、国内旅行の3位一体でアピールするイベント。出展数は海外と国内で半々を見込んでいる。このうち、海外が主な出展となっていた「JATA旅博」時の出展との比較で、韓国の出展が過去最大の46小間、中国は昨年同様の10小間の出展がある予定だという。


IMG_5627実行委員長の菊間潤吾氏(JATA会長/写真右)は、「韓国、中国の回復は、大きな課題」との認識。JATAとしては、韓国の旅行業界に対して日本人旅行者を歓迎すること示すウェルカムメッセージなどの発出を要請しており、現在はオフィシャルなメッセージなどが露出し始めている段階だ。菊間氏は、韓国が過去最大の出展規模となることから、この要因を「(日本人旅行者に)戻ってほしい意識の表れ」とコメントした。

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(トラベルボイス編集部:山岡薫)

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