国内航空11社の遅延率が平均7%に、ワーストはLCCピーチの19.8% -2015年4~6月(国交省)

国土交通省はこのほど、2015年4~6月の特定本邦航空事業者・航空輸送サービスに係る情報公開を行った。それによると、本邦11社の平均遅延率(出発予定時刻よりも15分を超えて出発した便が対象)は7.08%で、前年同期実績の7.85%より0.77ポイント減となった。

最も遅延率が高かった航空会社はピーチ・アビエーション(APJ)の19.87%。そのうち16.15%が機材繰りによる遅延だった。次いで遅延率が高かったのはジェットスター・ジャパン(JJP:17.36%)。そのうち機材繰りによる遅延が8.46%だった。

このほか遅延率が高い順に、バニラ・エア(VNL:13.78%)、春秋航空日本(SJO:8.02%)、全日空(ANA:7.55%)となっている。

2015年4月~6月の各航空会社の遅延率は以下のとおり。

国土交通省:報道資料より

国土交通省が発表している「特定本邦航空事業者航空輸送サービスに係る情報公開」は、「航空の利用者が自己責任により自由かつ的確に航空輸送サービスの選択を行うことが可能に」することを目的に4半期ごとに発表しているもの。また比較については「対象となっている路線が各航空会社によって異なっており、路線毎・季節毎に欠航・遅延の特性が異なることから、単純な比較には適さない。」としている。

情報公開対象となっている特定本邦事業者は以下のとおり。

  • 日本航空(JAL、ジェイエア):JAL
  • 全日空(ANA、ANAウィングス):ANA
  • 日本トランスオーシャン航空:JTA
  • スカイマーク:SKY
  • AIRDO:ADO
  • スカイネットアジア航空:SNA
  • スターフライヤー:SFJ
  • ピーチ・アビエーション:APJ
  • ジェットスター・ジャパン:JJP
  • バニラ・エア:VNL
  • 春秋航空日本:SJO

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