京都、「環境にやさしいMICE都市」へ国際的組織に参画、アジアで初めて

京都文化交流コンベンションビューローはこのほど、「環境に配慮したMICE都市」を目指す取り組みにアジアで初めて参画した。 大規模なMICE開催はその都市への経済波及効果などのメリットをもたらす一方、開催がCO2排出を増加させるといった環境面の課題がある点に着目。その解決に向けた専門組織「GDS-Index(Global Destination Sustainability Index)」に加盟したもの。

国際会議協会(ICCA)スカンジナビア支部が開始したこの取り組みについて、ICCA本部やMICE運営会社大手MCI グループ、世界最大の見本市運営会社IMEXなどが専門組織(GDS-Index)を構成し、世界規模で展開。現在は世界22都市(京都を含め23都市)が参画し、環境配慮のための要因調査や現状分析、コンサルティング活動などをおこなっている。

一方、京都はこれまでも、京都会議(COP3)の開催で知られるほか、市独自のカーボンオフセットの取り組み「 DO YOU KYOTO?クレジット制度」の利用促進、MICE主催者にむけた理解促進などを通じて環境都市としての活動を実践してきた。今後は、GDS-Indexへの加入により、さらに 「環境に配慮した持続可能な MICE 都市」としての位置づけを強固なものにしていく考え。

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