秋田・横手セントラルホテルが民事再生を申請、負債総額は約5.4億円 ―東京商工リサーチ

東京商工リサーチによると、秋田県横手市の横手セントラルホテルが2016年7月25日、秋田地裁へ民事再生法の適用を申請、保全命令と監督命令を受けた。負債総額は2016年5月末時点で約5億4000万円。現在は事業存続を図るべく、特定スポンサーに対して支援要請をおこなっている状況だ。

同ホテルの運営開始は1975年。地元では最高格のホテルとして高い知名度をもち、天皇皇后両陛下の宿泊先に選定されたこともある施設。

1995年に建物を賃借する形態に変更した後、1996年6月期から1999年6月期までは売上高10億円台で推移していたものの、市内に新設されたホテルの影響などを受けて苦戦を強いられる結果に。2014年にはチャペルをオープンして婚礼部門の売上増を狙ったが投資に見合う収益を得られず、2015年の売上高は5億9000万円に縮小。賃料負担が増大するなか経費削減などを進めたが資金繰りがひっ迫し、今回の措置に至ったという。

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