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全日空、上級クラスで特別な酒と日本茶を提供

全日本空輸(NH)は2013年3月から、ファーストクラスとビジネスクラスの機内食の新メニューとして、厳選したお酒とお茶を提供する。

その一つが日本酒「磐城壽(いわきことぶき)」。福島県浪江町の酒蔵、鈴木酒造店の酵母でつくられたお酒で、同酒造店は東日本大震災による津波で全壊したが、県の試験場に保管していた酵母は難を逃れた。2012年から山形県長井市で「鈴木酒造店長井蔵」として、磐城壽の醸造を再開したという。8月まで、ファーストクラスとビジネスクラス(一部路線を除く)で提供する。

そのほかお酒では、マスター・オブ・ワインの称号をもつグッドウィン氏と南フランスのワイナリー、全日空が開発した、上空での味覚に合わせたオリジナルワイン。ビジネスクラスの米本土路線と欧州線で提供する。

一方、日本茶では3月から提供銘柄を一新。ファーストクラスでは静岡県の「玉露仙翠」など3銘柄、ビジネスクラスでは八女茶を提供する。