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デルタ航空、ヴァージンの株式取得完了、共同事業開始へ

デルタ航空は2013年6月25日、ヴァージンアトランティック航空の株式49%の取得を完了したことを発表した。同時に、北米と英国の66の就航地、108路線でコードシェアを開始することを発表、これを期に両社による共同事業(ジョイントベンチャー)が開始する。両社のコードシェア便の運航は2013年7月3日に開始、予約は2013年6月29日から受け付ける。ヴァージンアトランティック航空がデルタ航空が運航する大西洋路線と米国国内線の91路線にVSのコードを付与、デルタ航空は、ヴァージン アトランティック航空運航の17路線にDLのコードを付与する。また、共同事業開始にあたり、マイレージプログラムの相互付与、空港ラウンジの相互利用なども開始される。

両社は、共同事業契約締結への意向を2012年12月に発表後、欧州委員会と米国司法省による両社の提携に関する審査、承認を待っていたが、このほど無条件での承認が決定した。現在、米国運輸省が両航空会社による米英間直行便運航の共同事業に関する独占禁止法適用除外(ATI)申請に関して審査を実施しており、この審査は2013年夏には完了する見込み。ATIの審査が終了すれば、デルタ航空とヴァージンアトランティック航空は、大西洋路線における共同事業を2014年の第1四半期には開始できると見込んでいる。

また、将来的な共同事業の展望として、両社は米国と英国における営業活動の連携、法人契約や旅行会社に対するサービスを計画している。