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JAL、国際線旅客数は東南アジアが好調、中国、韓国の低下続く -2013年6月実績

日本航空(JL)は、2013年6月の旅客輸送実績を公表した。それによると、国際線の旅客は前年比0.5%減の61万5744人。有効座席キロ3,762,418千座席キロに対し、有効旅客キロは2,897,529千人キロだったため、利用率は77%となった。方面別旅客数では、太平洋線と東南アジア線を除く全路線で前年割れ。韓国線と中国線で引き続き苦戦が続いている。

各路線の実績を見ると、韓国線で同14.7%減の6万4699人で利用率も前年同月の74.2%から72.7%に低下した。また、中国線も同15.8%減の8万3948人と減少し、利用率も前年同月の68.1%から57.4%に落ち込んだ。

東南アジア線の旅客は同9.7%増23万8019人と好調。利用率も前年同月の69.3%から74.2%に上昇した。また、太平洋線でも同3.3%増の15万1494人と増加。利用率も82.8%と高い数字を維持した。そのほか、欧州線は同1.2%減の5万7148人で利用率81.2%、オセアニア線は同10.1%減の9185人で利用率60.3%、グアム線は同1.7%減の1万1224人で利用率79.2%だった。

一方、国内線の旅客数は同4.0%増の247万8817人。有効座席キロ3,162,660千座席キロに対し、有効旅客キロは1,847,686千人キロだったため、利用率は58.4%となった。