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三世代旅行の目的は親孝行、満足度9割、夫婦世代の全額負担は3割に

エイチ・アイ・エス(HIS)が子供のいる30・40代の男女を対象に実施した「3世代旅行に関する意識調査」によると、三世代旅行の目的は「子供と両親が触れ合える機会を創るため」(55.4%)、「思い出作り」(50.3%)、「両親へのプレゼント」(47.9%)がトップ3を占めた。旅行の企画・計画は自分(62.0%)、配偶者(16.0%)と夫婦世代が中心で、目的地選びの基準も「両親が喜ぶ場所」が58.3%で約6割に対して「子供が喜ぶ場所」は22.0%となっており、3世代旅行の目的は親孝行という傾向が強いことが明らかになった。

旅行の費用は「自分たち夫婦が全て」(31.0%)が最も多く、「自分たち夫婦が多めに」(15.5%)を入れると夫婦世代の負担が多いのは46.5%となる。一方、「両親が全て」(22.0%)で2番目に多く、「両親が多めに」(15.0%)を含めると両親の負担が多いのは37.0%。「割り勘」は16.5%となっている。

訪問先は、「国内旅行」が68.0%と最多。海外では「ハワイ・グアム・サイパン」(25.5%)が最も人気で、次いでアジア(16.5%)、北米(8.0%)、「オセアニア・南太平洋・インド洋」(5.5%)と続く。満足度については「大変満足」(44.0%)、「満足」(47.0%)を合わせ93.0%が満足しており、特に三世代のコミュニケーションの場、思い出を共有する場として重要な機会であるとの声が多かったという。HISではスケジュールや生活様式の違いなどの調整が必要な三世代旅行でも事前の準備負担に反して満足度が高いとしている。

同調査は2013年8月23日~8月26日まで、ウェブアンケートで実施。サンプル数は男女各200人。