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観光庁、GPSによる観光行動調査でワーキンググループ

観光庁は2013年10月17日、GPSを利用した観光行動の調査分析に関するワーキンググループを開催する。「国内外から選ばれる魅力ある観光地域づくりには、観光客の行動・動態を把握したうえで、ニーズに合った適切な取り組みを行うことが重要」との考えのもと、2013年度に観光圏に認定された6地域を対象に、GPSを利用した観光行動の調査分析事業を実施。GPS機能により許諾を得て蓄積される「位置情報」を活用し、観光地における来訪者の行動・動態について調査・分析を行い、今後の地域振興策に活かせる新たな分析手法の構築を狙う。なお、位置情報には個人情報は一切含まれない。

調査対象となる観光圏6地域は「富良野・美瑛観光圏」「八ヶ岳観光圏」「雪国観光圏」「にし阿波~剣山・吉野川観光圏」「『海風の国』佐世保・小値賀観光圏」「阿蘇くじゅう観光圏」。ワーキンググループの委員は、国立情報学研究所コンテンツ科学研究系准教授の相原健郎氏、首都大学東京都市環境学部教授の清水哲夫氏、リクルートライフスタイルじゃらんリサーチセンターセンター長の沢登次彦氏、野村総合研究所 社会システムコンサルティング部長の神尾文彦氏、ゼンリンデータコムネットサービス本部WEB-GIS事業部部長の河村清孝氏が務める。